目次
相続は誰にでも起こるものだから、やっておくべき事。
近い将来、実家を相続することになりそうだけど、
何からした方が良いのかな。
家族と揉めないためにも、
今の内からいろいろと話しておいた方が
良いかもしれないね。
その時になってからでは、遅すぎませんか?
相続はある日突然やってきます。
ほとんどの場合、その時になって慌てます。
どういった手続きをしたら良いのか、分からないのです。
書店に行けば、相続に関する書籍が発売されていますので、
最新のものを1冊購入する事をおすすめします。
なぜ最新なものが必要なのか?
民法は改正があるからです。
改正前のものも書店にはあります。
購入する際には、発行年が最新のものかどうか
必ず確認しましょう。
ところで、あなたは兄弟姉妹との関係性は良好ですか。
疎遠になっていたり、関係性が良好でなかったら、
相続時に揉める原因になる可能性が大です。
特に不動産を相続する場合、簡単ではありません。
単純に分割する事が出来ないからです。
土地と建物を共有名義にしても、
売却する時には、共有者の同意が必要になります。
自分の持分割合を超えて、不動産を処分する事は出来ません。
わたくしは、宅建業の仕事に携わっています。
日々相続に絡み、不動産売却の相談を頂きます。
相続された方にとっては、心配の種です。
不動産売却の前に、遺産分割協議と相続登記が必要
被相続人が亡くなったら、
まずは相続人間で遺産分割協議を行います。
どの遺産を誰が相続するのか。
その際の手続きに関して、専門家に依頼する事になります。
司法書士の方に依頼します。
費用は相続人の数や遺産の内容にもよります。
民法が改正になって、相続登記が義務付けられています。
以前、遺産分割協議をされたお客様には
こんな方がいました。
その方含めて、相続人は4人。
高齢になっており、それぞれ県外に住んでいました。
市役所での必要書類取得には、
簡単には外出が難しい場合もあります。
必要書類が揃うまでに、日数がかかるケースも。
はじめての経験ですから、結構大変だったはずです。
我々宅建業者にとっては珍しいことではないので、
ある程度の流れ、内容は分かるのですが、
初めての方は、なかなか大変だと思います。
負動産や腐動産にしないためにも、今すぐ行動
負動産や腐動産にしないためにも、
今すぐ行動するべきだと思います。
不動産は世の中に一つとして
同じものはありません。
土地は価値が減る事はありませんが、
建物は年数が経つと価値が減っていきます。
住めなくなるわけではありませんが。
一例を挙げると、
アメリカの場合、中古住宅の流通量は、
日本のそれよりも多いです。
新築よりも中古物件の流通量が多いのです。
人口減少時代に突入し、高齢化社会でもあり、
実家の空き家問題も、社会問題化しつつあります。
あなたは実家の相続をすることになった場合
どうなさるつもりでしょうか?
購入者がすぐ見つかれば良いのですが、
なかなか簡単にはみつかりません。
建て替えする際には、接道義務を果たしておらず、
再建築不可の場合もあります。
建築当時は建築基準法を満たしていても
その後法改正があり、基準法に満たなくなる場合もあります。
そうした場合には、原則、再建築は出来ません。
あなたの実家は大丈夫でしょうか?
まずは、ご実家の査定を不動産会社に依頼することを
おすすめいたします。
相続した場合に、売却は可能か、資産価値はあるのか?
現状、出来る事から始めておいて、早すぎる事はありません。
相続はある日突然、やってきます。
まとめ
ある日突然、相続はやってきます。
不動産を相続する場合、相続人間で一番揉める原因はこれです。
不動産会社や司法書士事務所等、専門家の方々に相談しましょう。