不動産の仕事は、不動産を扱っているんではないんです。
えっ?
どういうこと?
もう一度言います。
不動産の仕事は、建物や土地を売る仕事といえば当たり前です。
ほんとうのところ、実際に向き合うのは 人の悩み・希望・ライフプラン なんです。
私は40代で不動産業界に転職しました。
そこで思い知ったのは、「不動産の仕事は9割方人間関係で決まる」という事実。
もしあなたが40代で転職を検討しているなら、不動産業界は強くおすすめできます。
特に、これまで営業職に就いていた人は大きなアドバンテージがあります。
この記事では、
・不動産業界に必要なスキルとは?
・なぜ人間関係が9割なのか?
・40代転職に向いている理由とは?
・実際に今日からできる行動とは?
をわかりやすく解説します。
ちなみに自分は、ホテル業界から不動産業界に転職しました。
目次
不動産の仕事は、不動産を扱うのではない?
あなたは「不動産営業=物件を売る仕事」というイメージが強いのではないでしょうか。
でも実際は違います。
- 家を買いたい不安
- 手放したい事情
- 生活環境の変化
- 家族内の問題
など、人の感情や人生そのものに向き合わなければならないのです。
不動産の知識より先に必要なのは、
「相手の気持ちに寄り添えるコミュニケーションスキル」。
これは年齢を重ねた40代が最も強く発揮できるスキルです。
あなたの強みが活かされるのです。
だって同じ経験をしてきたはずだからです。
あなたの経験が、誰かに役に立つ。
不動産取引がうまくいかない9割の原因は“人間関係”にある
不動産取引は高額で、人生に影響を与える大きな決断です。
だからこそ、コミュニケーション力が大事。
- オーナーと入居者の意見が食い違う
- 売主と買主が譲らない
- 同業者との連携不足
- お客様の背景を理解しない
- 信頼関係が築けない
これらの問題は、すべて「コミュニケーション」
で解決できるケースがほとんどです。
つまり、
不動産 = 人間関係の調整業 といっても過言ではありません。
40代で不動産業界が向いている理由
40代は社会経験・人生経験ともに最も厚みが出てくる年代。
数々の経験、失敗を重ねてきました。
これが不動産業界では強力な武器になります。
人の悩みを理解できる
子どものこと、家族のこと、お金のこと。仕事のこと。
40代は多くを経験しているため共感力が高い。
落ち着いた対応ができる
目の前のお客様に真摯に向き合うことができる。
自分も同じ経験をしてきたから、落ち着いて
話を聞くことができる。
不動産取引ではトラブルも起こるが、
年齢の重みは安心感に繋がります。
営業経験者は即戦力
特に営業職経験者は、
- ヒアリング力
- 課題解決力
- 信頼構築
などが身についているため、不動産で活かせないわけがありません。
長期的に続けられるキャリア
不動産は年齢による衰えが少なく、50代・60代も第一線で活躍できます。
今日からできる不動産業界で成功するための行動
その1:毎日1つ「人間の悩み」を理解する習慣をつける
お客様の質問・不安・背景に敏感になる。
その2:業界知識を毎日30分インプット
宅建業法、民法、税金、地図、周辺情報…
40代からでも十分間に合います。
自分は42歳で転職してから、45歳で「宅建」を取得しました。
遅い方だと思います。
その3:営業経験を“ストーリー”として活かす
過去の失敗談は、お客様の安心感につながります。
その4:SNSで「学び」を発信する
発信は信頼の証。
特にXやブログは、40代のキャリアにとって強力な武器になります。
不動産は人の仕事。40代だからこそ活躍できる世界
不動産業界で本当に必要なのは、
「人間関係を大切にできる力」だと思います。
不動産を売るのではなく、
人の不安を解消し、未来を支える仕事。
そして40代は、
- 落ち着き
- 経験
- 誠実さ
- 営業力
を兼ね備えた最高の年代です。
もしあなたが40代で次のキャリアを考えているなら、
不動産業界は間違いなく候補に入れていい仕事です。
だって自分でも、できたのですから。